日々の生活を送る中で、「しんどいな」「疲れてやる気が出ない・・」と感じていませんか?
毎日が好調だと最高なのですが、人間なので元気がなくなってしまうこともありますよね。
しかし、しんどい時でも「こんなんじゃ駄目だ!」と、普段の自分と同じレベルを求めて頑張ってしまう方が一定数いるのも事実です。
真面目な性格の方、人に迷惑をかけたくないという想いが強い方は特にこの傾向が強いのではないでしょうか。
このブログの主人公、かなみも同じように少し疲れている様子。
ちょっと様子を見てみましょう。
オープニング(木曜日のPM23:00)
うあーーーー(声にならない声
かなみ、ぼく、もう寝るよ・・・ってどしたの?
あ、アルくん。
ちょっと仕事とか・・いろいろ重なって疲れてた。おやすみ〜
かなみはまだ寝ないの?
うん、明日も忙しいし、ちょっと明日のご飯作って、洗濯物もしとこうかな?って。
疲れているなら、そんなのは後回しでいいんじゃない?
でも、その辺はちゃんとしなきゃいけないな?って・・
人間はホントしょうがない生き物だね。
しょうがない。
かなみが「やらなきゃ病」から解放されるとっておきの方法「おサボりリスト」を教えてあげる。
「自分の身体を大切に・・」と思ってはいても、ついつい「それって甘えでは?」と考えてしまいがちですよね。
でも、しんどい時は「当たり前が出来ない」ことが、当たり前!
そこで今回は、
ついつい頑張っちゃうあなたに送る、自分を大切にするための「おサボりリスト」について。
名前からして、「サボる」という言葉が入っていますが、一体どういうことなのでしょうか?
今回もぜひリラックスして読んでくださいね
今日はダメだ!って思ったとき・・の大前提
とっておきの方法の前に、大前提を伝えるね。
よろしくおねがいします!
今日はどうしてもダメだ・・という日は誰でもありますよね。
そんな時は、当たり前ですがまずは「休む時間を優先して確保する」ことが大切です。
疲れた時は、休む時間を優先して確保する
疲れている時は、パフォーマンスを発揮しづらく仕事や作業がはかどりません。
結果として、
普段よりも大幅に時間がかかってしまい残業・・となってしまうことが多いのですが、実は逆。
そんな時ほど自分を優先して、まずは休む時間を確保することが大事です。
わかってるんだけど、やっぱり休みにくいんだよなぁ
不調のまま仕事を進めても、ケアレスミスが頻発したり、仕事のクオリティに影響が出てしまうじゃない。
うぅ、何も言い返せない・・
締切が絶対のお仕事など、仕方ない場合もありますが可能であれば期日の相談をするのも一つの手。
在宅ワーク勤めの方も含め、定時に仕事を終える、フレックスタイムで早めに仕事を切り上げるなど、自分が休める時間を確保することを優先しましょう。
あなたの心と身体は、代えがきかない
人によっては、とても勇気がいる判断だと思う。
ただ、君の身体と心は替えが効かないじゃない。
僕が注目している人間の中で、こんな言葉を残している人がいるよ。
あなたが車を一台持っていて、一生その車にしか乗れないとしよう。当然あなたはその車を大切に扱うだろう。必要以上にオイルを交換したり、慎重な運転を心がけたりするはずだ。 ここで考えて欲しいのは、あなたが一生に一つの心と一つの体しか持てないということだ。常に心身を鍛練しなさい。けして心身の手入れを怠らないようにしなさい。じっくり時間をかければ、あなたは自らの心を強化することができる。人間の主要資産が自分自身だとすれば、必要なのは心身の維持と強化だ。
ウォーレン・バフェット
世界的に有名な投資家、ウォーレン・バフェット氏の名言です。
とても分かりやすく、ハッとさせられる言葉です。
人は自分以外のことはよく見ていますが、「自分のこと」となると急にみえなくなってしまいます。
あなた自身が壊れてしまうと、元も子もありません。
「しんどい」という感情は、気づきにくい不調を分かりやすくしてくれた、あなたを守るセンサーです。
慢性的に『しんどい』状態が続くよりも、
半日でもしっかり休んで、明日のためのエネルギーをチャージしましょう!
でも、どうしてもやらなきゃいけない仕事がある場合は?
そんなときこそ、今日紹介するおサボりリストが便利だよ
しんどい時はおサボりを許す!おサボりリスト
アルくん、おサボりリストって検索しても出てこないよ
うん、僕が勝手に名付けた言葉だからね。
ま、簡単に言うと、このリストに載ってる内容は、しんどいときはサボってもいいよっていうリストだよ!
サボる(やらない)項目を決めておく
自分の体調に合わせて、日々のTODOをバランスよく進められる人は良いのですが、
頑張り屋さんの場合、
「これくらいならやっちゃおう」とか「みんなに迷惑かかるし」という理由で結局はすべてやってしまう人がとても多いです。
特に「誰か」のためになること、「誰か」の迷惑になること・・など、別の人に影響があると余計にがんばっちゃいます。
(ココでの別の人は自分以外の人のことです。家族や友人も当てはまります)
ということで、
あらかじめ、ちょっとしんどい時に「これはやらなくていいよ、むしろやらないぞ!てゆか、やるなよ?」というリストを作って、やらない自分を受け入れる準備をします。
リスト化・・か。
自分の中であえてやらないことを決めるって感じだね。
あえてリスト化することで、本当はサボってもいい項目を整理できるし、そのリストは頭の中に残る。
しんどい時って判断基準とか鈍るから、決めちゃっておくことでスムーズにおサボりできるよ!
スムーズにおサボりって、パワーワード!!!
おサボりリストをつくろう
さっそくおサボりリストを作るぞ!・・・って思ったけど、
何をどう決めたらいいのかな?
そうだな。基本的に自由に決めちゃっていいんだけど、3つの指標をもとに作ってみるといいよ!
おサボりの項目を作る際の指標
ごめん、抽象的すぎて。もう少し解説を求めるわ。
このあたりは個々人の差が出るけど、まぁ具体例を交えてもうちょっと詳しく説明しようかな。
おサボりリスト「3つの指標」について
おサボりリストは個々人の差が大きいため、基本的には自由に決めて良いのですが、最初は3つの指標を元に考えてみると分かりやすいとお伝えしました。
その3つの指標を元に、下記のようなおサボり項目があるとします。
おサボりリストの一部
手作りの料理(朝夕のご飯、お弁当など)
ライン返信(仕事以外)
早起きすること
何かしなきゃいけないと思うこと(何もしない自分を許す)
一人で頑張る(→「しんどい」と伝える。人に甘える)
定時までいること
お誘いに応じる(→行けたとしても、断わる)
まずは、「ルール通りにしなくても問題ないもの」についてです!
おサボり指標1:ルール通りにしなくても問題ないもの
日常の中でのTODOは、意外と自分にとっての常識であることが多いです。
なので、あなたが今まで身につけた常識や、家族のルール、世間一般のルールを疑ってみることが大切。
今回はおサボりリストの具体例のから、
「(体調が良くないときでも)定時までいること」「お誘いに応じること」を取り上げてみましょう。
おサボり項目:定時までいること(体調が良くないときでも)
多少体調が悪くても(自分で我慢できる範囲)会社は定時までいるもの・・と勝手なルールを作っている人も多いのではないでしょうか。
でもよくよく考えると、
そのまま悪化して翌日もパフォーマンスが悪くなるより、サクッと帰って治したほうが断然いい。
会社側も、調子が悪いなら本当は自己申告して休養を取ってほしいと思っているかもしれません。
それに「やってはいけない」という環境下だと、
「そうなった時はどうしよう・・」という不安が先行し、心の負荷となって余計に体調が悪くなったりするものです。(病は気からとも言いますし)
いつでもすぐに「帰って良い」と許してあげることで、
逆に安心材料になって体調不良の回数が減ったり、治りが早くなったりすることもありますよ。
僕はもともと丈夫な方だけど、もちろん体調を崩すこともある。
でも、個人的な感想だけど、不安がない方がより健康的になったと感じるよ。
おサボり項目:お誘いに応じる(行けたとしても、断わる)
「お誘いに応じる」も一例としてあげておきます。
誘われたら断りづらい、予定がないのに嘘をつくのが気が引ける・・と考えずに、
「自分を休ませるという予定がある」「だらだらする!好きなことをする!」という大切な自分のための予定があると考えましょう
私、これは結構できているかも!
行きたくないお誘いは断っているよ。
うん。嫌な申し出に対しては、お断りできるよ!って人も多いかもしれないね。じゃあ、こんな場合はどうだろ?
行きたくないお誘いにはいかない!という方でも、こんなときありませんか?
それはズバリ、イヤではないお誘い。
ちょっとしんどいけど、無理したら何とかなるかな?
主催者にも悪いし、付き合いもあるし・・という、イヤじゃない微妙なラインのお誘いです。
本当に体調が悪い時は断れることができるかもしれませんが、我慢したらなんとかなるレベルのものは要注意。
この微妙なラインをしっかり「やめる」選択にできるように、おさぼりリストは超大事です。
うん、たしかに。
別にイヤなお誘いでもないし、予定があいているのに断わるのは申し訳ない・・とか思ったりするかも。
本当に行きたいお誘いだったり、断れないものは別だけど、微妙なラインのものは立ち止まって考えてみてもいいかもしれないね。
要するに自分の優先順位の話なのですが、
おサボりリストを作っていると、一度TODOの順位を整理しているため「やる・やらない」の判断基準がより明確になります。
そのため、「やめよう!」という決断を迷い少なくできるのです。
そうなると、
どんどん「その日は予定ないし、誘い主に悪いし、ちょっと無理をしたらいけるかな?」という気持ちにも勝てますし、逆にどうしても行きたいレベルのものは、他のことをおサボりして、なんとか調整して行くようになりますよ!
僕も、仲良しのリス(リリー)のお誘いは他の予定をおサボりして行くようにしているよ。
身体は一つだけだから、バランスをとっていくことが大事だよ。
おサボり指標2:誰かが代行できるもの
2つ目は、「誰かが代行できるもの」です。
これは、自分のかわりを代わりを立てられる作業かどうか?ということ。
誰かが代行できるモノ・・は思いの外沢山あります!
代行できるものってなにがあるんだろう?
さっきのおサボりリスト具体例からいくと「お料理」が当てはまるね
例えば、お料理。
「お料理は購入よりも自炊の方が身体に良い」と思って、
どんだけしんどくても自炊をしている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は蓋をあけてみると・・・
少し値段は高いものなら、販売品や外食でも十分健康で満足できるものも沢山あります。
逆に疲れているときやお腹が空いているときは、味付けが濃くなったりするので、自分が作っても結構ジャンキーなものができてしまうことも。
それなら、今日はある意味諦めて、コンビニのおかず、Uber Eatsでもいいじゃないですか。
それでも、やっぱり作られたものがいい・・という方は、料理の作り置き専門のサービスを頼むことも◎!
料理は手料理がいいという、謎の思い込みがあったわ・・
しんどいときに、死にそうな顔で作られた料理よりも、
おサボり料理で、少しでも笑顔で食べるほうが素敵だと僕は思うんだよね
そのタスクは、本当にあなたがしなきゃいけないものなのでしょうか?
自分のルールや世間の常識を疑って、自分にとって良いな と思うルールに書き換えていきましょう!
ちなみに、何も作りたくないけど栄養は取りたいしサラダはなんか嫌だ!ってときは「ベースフード」がおすすめだよ。
疲れてる時って、味のあるもの食べたいからサラダって物足りなさを感じるからこれは良いなって思うよ。
おサボり指標3:いつものルーティンをサボる
最後に、ルーティンをサボるということです。
ルーティンか。どんなことがあるんだろ?
そうだな。例えば、かなみは最近朝早く起きているね。
うん、副業とか、ブログを書いたりしているよ。
簡単に言うと、基本何があっても崩さないルール。
これは自分のためのルールであるし、誰かが代行できるものでもないね。
でも、自分のためのルールだからやめるのは結構無茶じゃない?
そう。これに関しては、簡単におサボりしていいってわけじゃない。
でも、本当に調子が悪いときは、そういったルーティンも一旦中断して、自分が休む時も必要だということさ
自分が習慣としていること、やろうと決めてコツコツ続けてきたことを中断するのはとても勇気がいります。
ただ、どうしても体調が優れないときは、こういったこともしっかりストップする勇気が大切。
無理して続けることで、自分が倒れてしまうこともありますからね。
でもさ、1回サボっちゃうとずっとサボり続けたり、サボったっていう自己嫌悪に陥るんだよね
そんなときは、サボる回数をあらかじめ決めておくといいよ!
ルーティンを休止するコツ:お休みしていい回数をあらかじめ決める
例えば、会社勤めの方だと有給休暇があるように、そのルーティンをお休みしてもいい回数を月で決めておくのがおすすめです。
もちろん、調子がいいときは続けてOK!
たしかに、もともと休んでもいいって設定していたら気持ちが楽かも!
うん。休んでもいい回数を決めることで、続けられなかったという罪悪感も少しはましになると思うよ。
どうしても仕事が忙しいとき、体調不良になったときにお休みすることは仕方がないものです。
(月のモノや雨の日の片頭痛もそれに当てはまりますね)
自分の体調をまずは考えて、バランスをとることを心がけてみてください。
誰かに甘えることを許す
最後に、おサボりリストの指標に関係なく意識してほしいことがあります。
それは「誰かに甘えること」
しんどい時こそ、意外と誰にも頼らず、自分一人で解決しなきゃ!と考えてしまうもの。
人に迷惑をかけたくない、弱いところを見せたくない、という思いが先行してしまって、辛くても一人で抱え込んでしまう時ありますよね。
1人で解決する方が楽な方もいる人もいますが、
その一方で、本当は誰かに気にかけてほしい、相談に乗ってほしいと思っている方がたくさんいることも事実です。
相談は少し勇気のいることかもしれませんが、
そんな時こそ、親しい友人、家族、職場の人に思いっきり甘えて、気持ちを伝えてみてください。
私もなかなか人に相談出来ないほうだけど、どうしても辛かったり困ったりしたらお母さんにラインしてるかも。
すぐに電話をくれるところと「いつでも帰ってきなさい」と言ってくれるところが大好きって言ってたね。
それでも、なかなか甘え辛い人は、逆の立場で考えてみてください。
親しい人が自分を頼ってくれるのは、心配でもあり、少し嬉しくありませんか?
気を許していないと弱みはオープンにできません。
甘えることで、今まで以上に信頼関係を強くすることができる可能性も。
人に頼ることは、マイナスな面だけではないので、勇気を出して、自分の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
エピローグ(しんどいのに頑張っちゃうあなたの味方「おサボりリスト」)
おサボりリストとは、疲れているときに休む(おサボりする)項目をあらかじめ決めて、自分の身体を一番!を叶えるリストでした。
また、それにはいくつかポイントがあったのでおさらいしましょう!
このおさぼりリストを作成するまでは、私も謎の自分ルールに従い、
多少のしんどい・・なら我慢してTODOをこなしていました。
しかし、日々の我慢が少しずつたまって、
休日は倒れるように眠り続けたり、
一日中何もしていない自分に対してさらに自己嫌悪に陥ったりと負のループが続きました。
しかし、「しんどくなったらサボってもよい!」と決めることで、
心も身体のバランスをとれるようになり、安定して穏やかな気持ちが続くようになりました。
ついつい頑張ってしまうあなた。
特に、「誰かのため」を想っての頑張りだったり、
「きっちりしなきゃ」という強い責任感。
そういう人にこそ、このおさぼりリストはとても強い味方になってくれます。
ぜひ、試してみてくださいね!
こんなときは?
・自分の場合はどうなんだろう?
・どうやって整理したらいいかわからない
・誰かと話しながら、頭を整理したい!
という方に向けてセッションをしています。
おさぼりリストの作成だけではなく、あなたが現在抱えているもやもや・悩みについても、お話をきかせてください!
お話を伺って穏やかな気持ちが続くお手伝いをしています。
ぜひ、気になる方は問い合わせフォームよりご連絡くださいね